音ゲーを末永く楽しむために

(ブログを書くならしっかり書かないとなー)
という思考によって1ヶ月半ほど腰が重くなっていましたが、別に絶対にしっかり書かなきゃいけないという訳でも無いなと気づいたので、気ままに書く感じの記事も入れていこうと思います。

さて、タイトルの件。

先日、しばらく弐寺DPに慣れ親しんだので、久しぶりにかつて心が折れたノスタルジアの革命Realをやってみようという気持ちになり、プレイしたところそれはそれは酷い結果だったので、あっという間に再び心が折れました。
基本的にきちんと研究をした上で取り組むゲームだということを差し引いても、まず何も複雑ではない運指の箇所が満足に弾けず、しっかり研究して取り組んだとしてもできるようになりそうだという実感が1mmも得られませんでした。
(弐寺DP随分上手くなったな~)と自分で感じていても、それは結局自分の身体能力が向上している訳ではなく、自分が既に持っている音ゲー力を弐寺DPにただ還元しているだけだったということです。

上達することが大きな楽しみの1つである音ゲーにおいて、上達を実感できないというのは致命的。どうやって音ゲーを楽しんでいこうかというのは常日頃から考えていて自分なりの答えを持っているつもりですが、その日の帰り道は随分と落ち込んでしまいました。

これを機会にして、せっかくなので持論をブログに軽く書いておこうかなと思った訳です。

音ゲーの楽しみは人それぞれだとは思いますが、以下のいずれかに当てはまる場合が多いのではないかなと思っています。

  • 上達すること
  • 音に合わせて体を動かすこと
  • 体の動きに合わせて音が奏でられること

上達することだけに楽しみを感じるのであれば、それは音ゲーではなく任意のスポーツ・勉強などでも良いはずなので、わざわざ音ゲーを選んで楽しんでいるということは「音楽が好き」という気持ちが少なからずあるはずです。その気持ちを、何としてでも忘れないということが大切なのだと思います。

あとは「上達」に対しての向き合い方。

自分の結論は “上達することに対して固執しない” です。特に、本記事タイトルにもあるように末永く楽しみたいのであれば。

思い返してみれば、自分は上達することに対して随分固執していたような気がします。
様々な音ゲーを触ってきましたが、それは自力で越えられない壁に当たったとき、他の機種に移ってそちらを一生懸命やるようなプレイスタイルをとった結果です。越えられない壁に当たるということは、その機種ではもう上達を感じられないということなので、他の機種をできるようになることで上達欲を満たしていたのかもしれません。

人に対して負けたくないという気持ちも強く、あとから始めた人に追い抜かれたとき、自分のできる全てを注いでも某予選2位止まりだったときなど、本気の本気で悔しがったりなどもしました。
人に対して負けたくない気持ちの出どころは性格的な部分もあるとは思いますが、やはり人生の色んな部分を犠牲にして大半のリソースを注いでしまった音ゲーで人に負けるということがとにかく耐えられなかったのだと思います。
しかし、リソースを注いで努力したところで世界一になれるという保証は当然ありません。SNSが盛んな今、ちょっと探せば音ゲーがめちゃめちゃうまい人はいくらでも見つかります。つまり、音ゲーで人に負けたくない、というのは実際に世界一にでもなってない限り非現実的な願望です。

非現実的な願望、身の丈に合わないハードルなど、メンタルを崩す要因になります。少し冷静になって、現実を客観的に見て、それが当たり前のことであると捉えて自分の中で納得させる必要があるかなと感じています。

  • いわゆる「才能」や「素質」があったり、身体能力の優劣があるのは当然。全人類同じ遺伝子では無いし、人生経験も違うのだから。
  • 正しい努力をしたからといって、世界一になれないことがあるのは当然。世界一になるのに必要なのは努力だけではなく、素質や運など様々な要素が絡んでくるから。
  • 年齢を重ねるごとに不利になったり、昔できていたことができなくなる場合があるのも当然。体力・吸収力など、人間は基本的に衰えていくものだから。

などなど。諸説あるとは思いますが、自分はそう捉えるようにしました。

仮に上達に固執したまま、音ゲーをずっと続けていくとどうなるか…想像しました。
年々下がる体力・吸収力・身体能力、上達が見込めないことに絶望して、好きでやっていたはずの音ゲーを嫌いになってしまうのではないか。そして、あらゆる犠牲をはらって人生の大半のリソースを注いだ音ゲーを嫌いになってしまった後自分自身に残るものは…何もないかもしれません。

大げさかもしれませんが、自分にとって音ゲーを嫌いになってしまうことは人生の危機である可能性があります。

なので、そうなってしまわないよう、

  • 音楽が好きだという気持ちを忘れない
  • 上達に固執しすぎない

という考えをしっかり軸にして、今後とも末永く音ゲーを楽しんでいきたいと思います。


コメント

タイトルとURLをコピーしました